コラム

キッズに大人気!世間を騒がす「マイクラ」とは?どんなゲーム?

最近は教育分野への活用が多く話題になっています、この「マイクラ」。正式名称は「マインクラフト(Minecraft)」。主に小学生の間で流行っていると話題ですが、皆様の周りではいかがでしょうか。

私も一時期は狂ったようにプレイしていました。この「マインクラフト」ですが、どんなゲームなのか、知っていただき、皆様の知見を広げられるような記事になればと考えています。

「マインクラフト」とは

バーチャルレゴブロック。とでも言う方が手っ取り早く伝えられるでしょうか。サンドボックス型ゲームというジャンルにカテゴリされます。

このゲームの世界は立方体のブロックで構成されています。プレイヤーは一人称または三人称視点で操作を行い、そのブロックを設置したり破壊したりできます。

取得したブロックを組み合わせて、新たなアイテムを生み出し、有効活用することができます。昼夜や空腹、敵(Enemy)の概念もあり、サバイバルな要素も含まれています。

基本的には何をするにも自由。ラスボスは設定されているものの、それを倒す・倒さないの選択も自由です。本ゲームの明確な最終目標は存在せず、何をするのか、は各プレイヤーに委ねられています。

全世界・全プラットフォームの合計で1億4400万本もダウンロードもされている「もっとも有名なゲーム」といっても過言ではないかもしれません。

1、クリエイティブな思考を刺激

このゲームには目標がありません。

何をしてもOKです。何を目標・目的にするのか、ということも本人次第です。だからこそ自由な発想で、いろんな事に取り組めます。

バーチャルな世界でいろんなチャレンジをすることができます。

対して、大人はあまりマインクラフトにハマれない。という声も多く聞きます。そうですよね、今、急にレゴブロックが手元にふっと湧いて出てきたとしましょう。

そのレゴブロックで何を作りますか?

それと全く同じ感覚です。何をするにも本人の自由です。やらなくてもOK。ですが、そんんな何もない状況こそ、クリエイティブな思考の成長を助けていくのではないかと考えています。

2、サバイバル要素による自立心の向上

このゲームにはサバイバル要素が多く盛り込まれています。

空腹の概念があるので、動物を狩ってブロックを組合わせて製作したかまどで焼肉をしたり、果物を採取して食べてもいいと思います。小麦を育ててパンを作るのもいいでしょう。

空腹時には体力がどんどん減っていくのでお腹は満たさなければなりません。ブロックを壊し続けるのもいいですが、それだけでは生きていけない事を知れます。

また、夜になるとゾンビが襲って来ます。

昼間に羊を狩って入手した綿と木を組合わせてベッドを作っておきましょう。ベッドで眠る事で朝を迎えることができ、敵は退散します。寝ている最中に襲われないように、あらかじめブロックで家を作っておかなければなりません。

サバイバル要素とは、こういったのものです。

ただ淡々と無限にブロックを組合わせていくことも可能ですし、このようなサバイバルモードで生きることのなんたるかを学ぶ事もできます。

ここに書いてあることはあくまで一例です。もっと他に多くの事を学べるでしょう。

3、マルチプレイによる協調性の向上

友人とゲームをプレイする事も最近は多いのではないでしょうか。私の時代はニンテンドー64でしたけれど。

友人と同じ土地に降り立つのであれば、やることといえば、協力して何かを作り上げる、協力して何かを成し遂げる、ということです。

コミュニケーションなしではどうにも前に進めません。

ブロックを取ってくる人、ブロックを組合わせて造形する人。役割分担なんて概念も学ぶことができるかもしれません。それも本人たち次第。

こういった「ゲームから始まるコミュニケーション・リーダーシップ」というのも可能性として大いに秘めていると考えます。

4、装置を考え・設置して論理思考を習得

大人になっても非常に大事な論理的思考。時に感情的な思考も必要ですが、主に仕事面・労働面ではこの「論理的思考」が求められることが多いと感じています。

ゲーム内の装置は様々です。エレベータ、自動ドアから電卓まで作ることができます。それはロジック次第です。

何をどうしたらこうなるのか。

大人になっても非常に大事なこの考え方。幼い今でも学ぶことはできるかもしれません。脳みそをフルに活用し、この論理的思考を習得できるのであれば、私のような親であればゆうに超えていくでしょう。

「ロジカルに考えなさい」なんて上司に何度言われたか覚えていないですね。

プレイ可能プラットフォーム

流石の1億4000万ダウンロード、プレイできるプラットフォームも様々です。

  1. PC(Windows、Mac)
  2. PlayStation3
  3. PlayStation4
  4. WiiU
  5. ニンテンドーSwitch
  6. Xbox One
  7. Xbox 360
  8. PlayStation Vita
  9. ニンテンドー3DS
  10. iPhone
  11. Androidスマートフォン
  12. Windowsスマートフォン

大まかなプラットフォームをざっとあげてみましたが、これだけのプラットフォームでプレイすることが可能です。

私が考える「マインクラフト」の魅力

これまで色々と書かせて頂きましたが、私がこのマインクラフトをおすすめする理由をいくつか解説させて頂きます。

1、実況動画が面白い

プレイ人数がとにかく多いです。その為に、プレイする実況者さんも多く、面白いチャンネルも必然的に多くなってきます。

色々な仕組み・装置の作成方法も解説してくださっていますし、一見ただ遊んでいるように見えてしまうかもしれませんが、学べることも多いかなと感じています。

おすすめの実況者1:HIKAKINさん

堂々のこの人ですね。HIKAKIN Gamesのヒカキンさんです。彼の実況は間違いないと思います。それほどに面白い。エンターテイメントとして洗練されていると思います。

おすすめの実況者2:カズさん

福井県在住のカズさんです。個人的に好きな人です。話し方が優しいので、お子様にはとっつきやすい実況者でもあると思います。

2、親子でプレイできるプラットフォームの広さ

子供がこんなに熱心に取り組んでいるのなら、私もちょっとやってみようかな。これができる!

これこそマインクラフトの良さですね。いろんなプラットフォームから参加することができるので、一緒にいろんなことを学べると思います。お子さんと一緒にマルチプレイをするのもいいでしょう。

一つ注意点があるとすれば、大人がこのゲームをプレイすると、何をすればいいかわからず、すぐに飽きてしまいます。面白さがわからない。なんて方も多いです、実際。

明確な目標がないからです。自分でこのゲームをプレイすることの目標を設定する必要があるということですね。

教育分野への活用

冒頭でも書きましたが、現時点ではすでにいくつかの教育分野に進出しているマインクラフトですが、どのような教育に活用されているのか、事例を確認してまいりましょう。

海外での事例

Minecraftは教育に有用であるとし、スウェーデンのヴィクトル・リュードベリ記念学校では授業の必修項目として取り入れられています。

なぜ、必修科目なのか、これはマインクラフトが学生の好奇心を刺激して、勉強への関心を高めるために有用である事に他なりません。

またスウェーデンだけでなく、アメリカ国内でも教育現場に取り入れられているとの記事がありました。

アメリカでもマインクラフトを教育に取り入れる動きがみられています。シアトルにある小学校では、土曜日に開かれる授業で小学生がマインクラフトを使って基本的な計算を学習する方法が取り入れられているそうです。

また、ロサンゼルスの中学校では、人文学の授業中にマインクラフトで世界中を周り、宗教上で「神聖な場所」とされている土地についての研究が行われています。

実際に授業の中でマインクラフトがどのように使われているのかは以下のムービーを見れば分かります。

日本国内での事例

子ども向けプログラミングスクールTENTOと、東海大学チャレンジセンター情報通信研究プロジェクトは、“Minecraft × Education 〜ゲームがひらく明日の教育〜”と題して、『マインクラフト』をはじめとしたコンピュータゲームを使った教育を考えるイベントを2014年8月31日に開催した。

本イベントは『マインクラフト』を用いた教育の可能性を、ゲーム開発の第一人者や東海大学の学生たちがカンファレンスで語るとともに、実際に子どもたちを対象とした『マインクラフト』のワークショップを開催するというもの。

引用 ファミ通:https://www.famitsu.com/news/201408/31060280.html

日本国内でもこのようなワークショップが開催されています。それほどに関心を示す人も多く、今後多方面での広がりを期待できると考えています。

また、小学校での取り組み事例もニュースになっています。

ものづくりゲーム「Minecraft(マインクラフト)」は、子どもたちの間で人気のゲームだ。“自由なものづくり”、“決められたゴールがない”という同ゲームの特性は、教育との親和性も高く、海外の教育者の間では以前から学習への活用も進んでいる。

2016年11月には、マイクロソフトから教育版の「Minecraft:Education Edition」もリリースされ、学校の授業でより活用しやすい環境が整った。

一方で、日本の教育機関はというと、Minecraft:Education Editionの導入校は増えているものの、まだまだ実践事例は少ない。

そんな中、立命館小学校では約1年をかけてマインクラフトを活用した課題解決型学習を実施した。どのような内容なのか。同校が取り組んだ活動を紹介しよう。

取り組み内容については以下URLから確認をお願い致します。

引用 Cnet Japam:https://japan.cnet.com/article/35114562/

教育現場向けマインクラフト「Minecraft in education

Minecraftを開発している「Mojang」では、より有効に教育現場でもマインクラフトを活用できるよう「Minecraft in education」をリリース済み。

教育のためにデザインされなおした製品であるとのこと。教育分野への進出の敷居を下げてきています。こういった歩み寄りもゲーム会社から発信されているのです。

Education EditionはPocket Editionに基づいており、授業で使用しやすいようカスタムされています。
  • 生徒と先生が一緒に Minecraft の世界で自分のやり方を見つけるための座標とマップ。
  • 学生ポートフォリオ機能、写真や自分の仕事と学習を表示する selfies を受講することができます。
  • 最大30人の生徒が同時に参加できるよう、マルチプレイを強化しました。
  • 各生徒は自分のアバターを持っており、Minecraft内での取り組みを確認することができます。
  • 先生は、各プレイヤーを誰が操作しているかを把握できます。
  • ワールドは、インポート・エクスポートが可能なため、先生が作成したワールドの配布や,自分が作成したデータを保存することができます。
  • 学習の進行状況を示すために、カメラというアイテムブロックを使って自分の様子を写真に撮ることができます。
  • 生徒が安全に作業できるよう、難易度はピースフルに固定されています。
  • 生徒の操作をコントロールするため、境界ブロックなど学習を強化する特殊ブロックが追加されています。
  • 初めてMinecraftをプレイする人のためのチュートリアルがあります。
Education Editionを利用することで、様々な分野(技術、歴史、芸術)への応用が期待できます。

引用 Wiki:https://www26.atwiki.jp/minecraft/pages/1147.html

私見

最後に、何度も言いますが、「私見」に書いてある内容はあくまで個人的な意見であり、皆様の未来を保証するものではない事をご理解ください。

私はこのような可能性もあるのではないかと考えております。ゲームが教育を変える、という可能性。ゲームから多くのことを学べるという可能性。

ただ何も考えずに「こなすだけ」では勉強したって学べませんし、ゲームしたって学べません。それはどちらも似たような部分があると思います。「本人に」いろんなことを考えさせる必要があるのかなと、素人ながら考えております。

すでにいくつかの実績もあります。どのように世界は変遷していくのか、e-Sport然り、デジタルな娯楽・勉学はどれほどに浸透してくるのか。楽しみです。

ゲーム禁止だった幼少期

ケチをつけるわけではありません。私自身がそういった環境の中で育って来ましたので、敢えて書いてみますが、一概に「ゲーム禁止」という家庭内ルールを設けるのは勿体無いのではなかったのか、ということ。

それは機会損失ではないかと。機会損失ではなかったのか、と。

なぜゲーム禁止なのか。子供達が際限なくゲームのプレイ時間に費やしてしまう、と言うのは大きな理由ではあると思います。宿題をする時間が減ってしまうのもうなづけます。

ですが、マインクラフトから始まるクリエイティブな思考が、本人たちの10年後、20年後にどんな影響を及ぼすでしょうか。これからは特にクリエイティブな思考が求められる時代です。

人の仕事の大半がAIに代わる時代が、自分の子供・孫が生きている時代には必ず訪れるでしょう。

そんな中、こう言った「ゲーム」で創造性を学んでいく、と言うのも選択肢として大いに”アリ”なのではないかな、と言うのが個人的な意見です。

形・固定概念に囚われない教育として「テレビゲーム」というのもあるのかなと感じています。なんにせよ、「子供の興味を引きやすい」、これがゲームの強みです。

もちろんゲーム以外の方法でも「クリエイティブな思考」を身につけていくことは可能だと思いますが、あくまで選択肢の一つとして。

私は人の親になったことはありません。経験もありません。しかし、可能性として捨てていない。これからの教育にテレビゲームがどのように進出してくるのか、ゲーマーとして、とても楽しみにしています。