何かと引き合いに出される比較対象としてiPhoneとAndroidがありますね。
こちらは日本国内ではiPhone使用者が大多数を占めるとして有名ですが、PCについてはWindowsとMac、どっちが人気なのでしょうか。
私はPCの出張修理を生業としていますが、そんなことを調べたこともなく、ふと気になりました。
シェアはどんな感じなの?それぞれの良い部分、気になる部分を私なりにまとめてみました。
目次
WindowsとMacのシェア
まずはシェアから確認していきましょう。
ほとんどの企業ではWindowsが使用されていると思い込んでいますが、デザイン系の会社ではMac、という所も多いと聞きます。
個人的な聞き込みをしていても仕方ないで、大手企業の調査データをお借りしています。
Net Applications社(WebブラウザとOSの世界中の利用状況を発表している米国の企業です。)のアナリティクスデータのグラフは以下のようになっています。

圧倒的Windows多数ですね。
日本国内のスマートフォン事情としてiPhoneがよく使用されているとされていますが、世界的に見るとそうでもありません。
PCに関しても同じです。ブロガー界隈ではMacを使う人も多い印象ですが、印象が強いだけで、実はそうでもない、ということが言えるのかもしれません。
しかし今回の調査データはあくまで世界的なOSシェアであり、正直な所、あまり日本に住む私たちに当てはまらない部分もあるかもしれませんが、「ふーん」程度に知っておいてもらえれば幸いです。
なぜWindowsが選ばれるのか?
最近私自身もMacを購入し、Windowsとの二刀流を成し遂げています。
どちらもそれぞれの良さがあり、”慣れれば”どちらを購入しても後悔することは少ないでしょう。
というところでなぜここまでWindowsが多いのか、私なりに考えて見ました。
Windowsの端末が総じて低価格
今現在の相場ですと、Apple Storeから探すMacBookは最安値でAirの98,800円。
ですがこれ型落ちモデルですし、選ぶ人はいないと思うと次に安いのはAirの最新モデル、134,800円。
ちなみにデスクトップモデルであればMac miniが89,800円。
ただしこれはあくまで”mini”の名前を冠した廉価モデルですし、もう少し良いスペックでなんて考えると結局最低ラインでも10万円をオーバーするのがMacの現状と言えます。
この現象はiPhoneの高騰にも似通っていますね。
対してWindowsは様々なメーカーから製品が出ており、価格もピンキリ。
最低価格だと4、5万円からミドルスペック程度のPCを購入することができます。
PCを購入するほとんどの人が動画やブラウジングのみの使用であれば、こういう価格面での手に取りやすさというのが、Windowsのアドバンテージになってきます。
その程度ならわざわざ高価なMacを買わなくても、、となりますよね。
対応しているソフトがWindowsよりも少ない
Windowsと言えば様々なフリーソフトが各所で開発されており、使いやすいように個々のカスタマイズが簡単にできます。
対してMacは使用できるソフトが限られているというのがネックとして存在します。
それでも最近はMac版のソフトをリリースしているものも少なくないため、かなり使いやすくはなっていますが、それでもWindowsに及ばないのが事実。
自分が使用しているフリーソフト、シェアウェアでもMacに対応していないがためにWindowsを選ばざるを得ないというのが現実ではないでしょうか。
Mac版にももちろん代替ソフトは存在すると思いますが、それを探すのも面倒ですものね。
そもそも家電量販店に置いていない
これは地方によって異なる問題かもしれませんが、そもそもMacを置いていないお店も多いです。
Windowsのみ取り扱っているお店がほとんどでMacは置いていないところがほとんどではないでしょうか。Apple製品が置いてあったとしてもiPadでしょう。
皆様がどのようなルートでPCを購入されるのかはわかっておりませんが、こういったところがシェアを下げている原因になっている可能性もありますね。
Windowsの方が使いやすいの?
決してそんなことはありません。
かといってMacを持ち上げるための記事ではないのですが、どちらも非常に使いやすいOSであると私は感じています。
よくMacはバグが多いなんて話も聞きますけれど私の方で使用している限りはそんなこともありません。
立ち上げも非常に早く、バッテリーの持ちも良いです。各種ソフトもSSDの恩恵もあり非常に早く、文句なしですね。
一般的にWindowsの方が使いやすいというのは、小学校のPC実習なんかで使用されるPCがWindowsであるからそう感じてしまうだけなのではないかなと考えています。
小さな頃に覚えている記憶がそうさせているだけで、実際には触ってみればMacも使いやすいものですよ。
もちろんWindowsはWindowsでとても良いOSですけどね。
私見
こうやって実際に調べてみるとMacのシェアはかなり低いのが現状であることがわかります。
かといって使いにくいかというとそうでもない。
Windowsとファイルの保存方法こそ若干異なる部分はありますし、トラックパッドの操作方法もかなり特殊であるのは間違い無いのですが、
それさえ”慣れてしまえば”非常に使いやすいOSであると思っています。
私は現在50:50ほどの割合でWindowsとMacを使い分けていますが、Macのみ購入を検討するのも全く問題ないでしょう。
もしPCのご購入を検討しているようであれば、選択肢は多い方が良いですからね!Macも含めて検討されることをおすすめします。