結論から申し上げますと、2年縛りが存在する会社・プランはいくつか存在します。しかし全ての会社が該当するわけではありません。
数は多くありませんが、どのような会社が該当するのか確認していきましょう。
どの格安SIMが2年縛りルールがあるの?
メジャーな格安SIM会社の契約期間を調べてみました。
- 楽天モバイル:プランによって最低利用期間6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月が指定される
- UQモバイル:おしゃべりプラン。ぴったりプランは自動更新の2年契約。
それ以外の音声対応SIMプランは最低利用期間12ヶ月 - mineo:最低利用期間なし。
ただし利用開始月の翌月から12カ月以内に携帯電話番号ポータビリティー(MNP)転出する場合は、MNP転出手数料12,420円(税込)が発生 - LINEモバイル:音声対応SIMプランのみ最低利用期間12ヶ月
- IIJmio:最低利用期間は、利用開始日の翌月末日まで。
ただし、音声通話SIMを使用していた場合には段階的な音声通話機能解除調定金が発生。(最大12,000円) - BIGLOBEモバイル:音声対応SIMプランのみ最低利用期間12ヶ月
- U-mobile:音声対応SIMプランのみ最低利用期間は6ヶ月、または12ヶ月が指定される
- OCNモバイルONE:音声対応SIMプランのみ最低利用期間6ヶ月
結果として明確に2年縛りとして契約をさせられるのは「UQモバイル」の「おしゃべりプラン」、「ぴったりプラン」のみとなりました。
もっと他の会社を細かく調べれば出てくるかもしれませんが、名の知れた会社というとこれくらいでしょうか。
2年契約として指定されている分には限りがありましたが、キャリアではあまり聞かなかった最低利用期間という言葉が多く使われていますね。
最低利用期間ってなに?
2年契約システムとは若干異なりますが、その名の通り「最低限○ヶ月は使用してくださいね、その期間を満たさずに解約すると違約金もらいますよ」という制約を設けているのがこの最低利用期間です。
年間契約システムと大きく異なるのは「契約の更新がない」という事。
例えば最低利用期間12ヶ月となっている「LINEモバイル」は契約から1年経過すれば、それ以降の解約はいつでも無料ということになります。
MNP転出事務手数料として多少取られる可能性はありますが、キャリアで言う所の「更新月」のように解約のタイミングを見計らう必要がありません。
「更新月をすぎると自動更新、はいまた2年。」なんて意地悪なサービスではないのです。
音声通話SIMでない場合は最低利用期間なし、という会社も珍しくないですね。
このように期間の縛りこそ存在しますが、自動更新による不便さというのは解消されています。
mineoだけは注意が必要ですね。最低利用期間はなしとなっていますが、MNP転出手数料が法外です。名前が変わっているだけで解約違約金程度の額は持って行かれますので、気をつけてください。
私見
各キャリアの2年縛りルールが登場してはや数年。最初はソフトバンクのホワイトプランだったでしょうか。
当時、基本使用料980円というあまりの安さ故にこのような制約ができたのが起源だったのではないかと記憶しています。
個人的には非常に悪質なルールだと感じていましたが、ドコモ・auも追従してくればそれはセオリーです。
2年縛りが当たり前になって来た昨今では消費者の感覚も麻痺しますよね。
「最低利用期間なら優しい方だね!」その感覚ですら麻痺しているかも知れません。まぁ悪い使い方をする人がいるからこうなっているのでしょうけど、、
なんにせよ、このような契約期間にテコ入れしてくれるようなシステムがキャリアの動きを正してくれるような起爆剤になれば嬉しいですね。











